それでは、まず「ASTERIAとはなんぞや」を語ってみましょうか

ミドルウェア」「連携ソフト」「EAIサーバ」「B2Bサーバ」等々、色々な表現がなされているので何度説明を見てもわからない・・・という方も多いかと思います。

ここは個人的なサイトですので無責任に誤解を恐れず申し上げるとすれば、その感覚は非常にごもっともその通り・・・どれでもないのです。


つまり、ASTERIAは「EAIサーバ」でもなければ「B2Bサーバ」でもありません。
単に「特定のプログラム」に従って動作するWebアプリケーションサーバ(ASTERIAサーバ)とその「特定のプログラム」を作成するためのツール(ASTERIAデザイナー)のセットからなる開発環境なのです。(ASTERIAではこの特定のプログラムをフローと言います)


例えて言えばASTERIAサーバJAVAでいうところのJVMであり、ASTERIAデザイナーはEclipsみたいなものと言えるでしょう。
そしてそのフロー(特定のプログラム)がアイコンの組み合わせで作れてしまうというのが最大の特徴となっているのです。

ではなんでEAIのカテゴリに属したソフトウェアとしてセールスされていたり認知されているのかと言いますと、あまりに製品の性格が漠然としているのでもっとも範囲として近そうなEAIというカテゴリーが選ばれたということなのかと思います。


いや、これはちょっと表現が正しくないですね。基本的にこの「特定のプログラム(フロー)」はGUIで作成しますので、その特性として簡単なものは簡単に表現でき、難しいものは非常に表現しずらいという点があります。


よって複雑になりがちな業務ロジックを避けEAIのような粒度の粗いサービスや機能をコントロールする所に適用するのが無難であるということでEAI(用)製品となった・・・が正解かもしれません。


ですから気合を入れれば出来ないことはないというのも特徴ではありますが、だからと言ってそれをやるときっと幸せにはなれないと思います。適所を見分けるには(この辺りはどんなツールでも言えることですが)ある程度の習熟度が必要となります。


私もASTERIAに関しては勉強しましたが、百戦錬磨の士というわけでもないので、とりあえず何でもASTERIAで実装してみたいと思います。
(お勉強の一貫なので失敗作でもゆるしてください)


ASTERIA 実践ガイド ?マウスで楽々プログラミング

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